スペインの首都マドリードには世界観光協会の本部があり、プラド美術館を筆頭に、世界でも屈指の文化遺産を残しています。
また、首都に次ぐ都市として知られるバルセロナは、穏やかな地中海気候が楽しめるスペイン北東に位置し、ガウディのサグラダファミリアやグエル公園、美しいビーチや港、温泉、さらに新鮮な魚介類や質の高い肉料理が楽しめます。
スペインにはこれらの大都市や山脈、諸島のほかに、Burgos、 トレド、 Salamanca、 レオン 、 Cuencaといった美しいカテドラルが今も大切に保存されている中世都市もあります。これらの都市の旧市街ではまさに中世にタイムトリップしたように、かつての建物や町並みがそのまま保存し、さらに現代の生活に活用されています。また、スペインでは自然の中にひっそりと溶け込んだ美しい小さな村の風景も大切に残され今日にいたっています。
スペインの南西に位置するカナリア諸島は通年を通し、穏やかな春の気候が楽しめます。また、地中海に浮かぶIslas Balearesでは美しい自然と世界的に有名なIbizaで知られるように、夜明けが惜しくなるほどのナイトライフが楽しめます。
スペイン北西のガリシア地方の聖地サンチアゴへの巡礼の道には世界中の人々が徒歩または自転車で訪れます。巡礼の道を包み込む美しい自然の風景と中世の歴史モニュメントに目を奪われながら進む先に大きく聳える壮大なサンチアゴのカテドラルは一見の価値があります。
また、南部のアンダルシアはヨーロッパで最も平均気温の高い地方です。街の南に広がる美しい海岸と対極的に、グラナダからわずか27kmのところに位置するネバダ山脈（1996年のアルペンスキー世界大会本部が設置された場所）は冬場はスキーヤーでにぎわいます。また、グラナダ市内には中世のイスラム教徒により建設された華麗なアルハンブラ宮殿もあるキリスト教文化とイスラム教文化の美しい融合がみられます。
スペインでは東西南北どの土地でも伝統的な美味しい料理が楽しめますが、現代の創作料理などでも世界的レベルを誇ります。2009年世界レストランコンクールの第１位、4位、5位、8位に輝いたのはスペイン国内のレストランでした。